「運を支配する」前半

久しぶりに本を手に取りました。夏の課題図書(笑)経営の師匠から紹介されたこの本。
「運を支配する」
麻雀の鬼といわれる桜井章一氏と、アメブロを立ち上げたサイバーエージェント代表の藤田晋氏が同じテーマについてそれぞれの極意が書かれています。
まだ半分ぐらいしか読んでいないけれど、そうだよな~と感じる章が2つありました。
●自滅
どんな勝負も自分の気持ちで焦りや、勝ちたい、という欲望が膨らんでしまった方が負けるという話。これはビジネスにも共通することで、新規事業を立ち上げてこれは絶対に儲かる!!と冷静にマーケティングや動向を考えられなくなった場合も然り。
今年の高校野球の決勝戦でも「自滅」する様がテレビ画面からも伝わってきました。勝負にはメンタルのコントロールがとても大事なのだと高校野球を見ても思ったのでした。
●ゾーン
上記「自滅」ととても関連しています。勝負に臨む以上、勝ちたい!!!という気合、気迫もとても大事。それを気持ちの表面に出さずにどのように平常心で戦うか。リラックスして自分らしく自由で、そして冷静な判断ができる状態をニュートラルと表現していました。この表現には膝を叩いて「ほんとその通りだ!!」と共感ひとしきりです。ビジネスや人間関係において、まさにこの感覚を持ち合わせていることが大事。人間なので期待したり落ち込んだりという感情の起伏はありますが、このニュートラルということを頭においていれば、突っ走ったり凹んだりしても車のギアみたいに「N」に戻せばいいのです。
お二人共通しておっしゃるのは、「運がいい」というのは地味な地道な努力の上にあるものであって、何も動かず考えていない人の所には運はこないとのこと。いいことがあったら悪いことがある、という定説もそうではないよと。いいことがあっても、変わらず努力を続けていれば何度もチャンスは自分の前に来るそうです。
いいことがあって嬉しくなっちゃっても、また気持ちをニュートラルに戻して謙虚に地道にやっていればいいのだ、と思いました(∩´∀`)∩