三匹のおっさん ドラマ 第六話「最強の敵 おばはん登場。。。?」VS 文庫版第六話

<三匹のおっさん 第六話あらすじ>
※テレビ東京系列での第6話の放送は、2月28日(金)です。ご注意ください。
 姑の芳江(中田喜子)にたき付けられ、これまで就職経験がなく、ずっと専業主婦だった貴子(西田尚美)が商店街の精肉店で働くことになる。
 初めてのパートで要領の悪い貴子は、注文を間違えたり、商品を落としたりと、ミスを連発してパートのチーフリーダーの克恵(木野 花)に怒鳴られてばかり。そんな具合なので、ほかの仲間たちとも打ち解けられずにいた。お昼時、仲間の輪に入れず一人、公園で弁当を食べていると、客として出会った早苗(三根 梓)に再会。早苗の優しい言葉に思わず涙をこぼしてしまう。
 ある日、いつものように清一(北大路欣也)、重雄(泉谷しげる)、則夫(志賀廣太郎)の3人が居酒屋「酔いどれ鯨」で飲んでいると、貴子の悪口を言うパート店員たちの声が聞こえてくる。黙っていられなくなった重雄が文句を言い、克恵と一触即発の雰囲気に。
 貴子のことが心配になった三匹のおっさんは精肉店へ様子をうかがいに行くが、貴子がパート仲間の一人・育代(藤田朋子)と仲良く商店街を歩く姿を見て、「悪い人ばかりではなさそうだ」と胸をなでおろす。
 育代に親切にされ、友人ができたと素直に喜んでいた貴子だが、仕事の後に2人で買い物やお茶に行くと、お茶代の立て替えを連続して頼まれ、克恵たちの悪口も聞かされる。悪口には乗りたくないが、せっかくできた友人を無下にできないと何も言えないでいた…。
 1か月が経ち、生まれて初めて貰った給料に喜ぶ貴子は、ケーキをお土産に家に帰る。夕飯時、いつもは嫌味ばかり言われている芳江からも「頑張った」と誉められる貴子だったが…。
喜びも束の間、おばはんの悪意が貴子を襲う!
人は見かけによりません! お金のトラブルには要注意!
第6話、祐希と早苗の高校生コンビも遂に?? お楽しみに♪     <以上テレビ東京公式サイトより引用>

テレビの内容と、文庫の第六話の内容って違いますね(°д°)!!
<文庫版第六話を読んだ感想>
この「三匹のおっさん」は現代の高齢者社会や核家族化している社会風刺的な意味も相当含まれています。世代を超えた近所付き合いが希薄になり、年寄りも若者や子供たちに物申す人が減ってそれぞれの年代で孤独になっている昨今。こんな社会になったらいいのに、っていう期待も感じます。
第六話では、高齢になってから伴侶と死に別れた一人暮らしの老婦人が、健康食品の心理商法といわれる詐欺まがいの商法にどっぷり浸かっていく様が描かれています。結局は、ご主人を亡くしぽっかり空いた心の隙間にその商法は入り込んでいくのです。スタッフは親身になって話を聞いてあげてお年寄りに依存させて、徐々に高額な商品を売りつけていくといった方法。三匹のおっさんはこれは問題が根深いと考え、地域でのお年寄りが孤立しないようコミュニティを作るために動き、行政とタイアップして、定期的な交流会を開くようにしたのでした。
色んな世代で、リアルの人との繋がりが希薄になっていると言われていますし、肌で感じます。メールやSNSではまかないきれない人との接触を人間は求めているんでしょうね。健全な社会になるには。悪徳業者がはびこらない社会になるには。。。繋がり力が弱っている人が多いからあえて、近所の人と繋がる場、情報共有しておしゃべりできるコミュニティ作りをあえてしていく必要があるんだなと思います。