神奈川 濃霧にビックリ!濃霧の原因と発生のメカニズム

神奈川地区のみなさま。昨夜はすごい濃霧でびっくりされたことと思います。
「なんじゃこりゃーーーΣ(゚д゚lll)!!ここは箱根かよっ」
ってね。霧の向こうから知らない男の人が歩いて来ただけで、なんだか事件のニオイがしてしまったのは私だけでしょうか。

昨夜の様子です。見通し悪いよね~~ファンタスティックですが。
さて、なんで突然こんな濃霧になったのか調べてみました。
水蒸気を含んだ大気の温度がなんらかの理由で下がり、
水蒸気が小さな水の粒になって空中に浮かんでいる状態を霧といいます。
現象としては雲と同じで、大気中に浮かんでいるものが雲、
地面に接しているものを霧とよぶそうです。
なるほど。だからスチームの美顔器に当たってるみずみずしい感じがするんですね(笑)
そして、でき方によって名前が違うそうです。

放射霧
晴れた冬の日などには、地表面から熱が放射され地面が冷える。
そうして冷えた地面が、地面に接している 水蒸気を多く含んだ空気を冷やすことで発生するもの。
移流霧
暖かく湿った空気が水温の低い海上や陸地に移動し、下から冷やされて霧を発生させるもの。
蒸気霧
暖かく湿った空気が冷たい空気と混ざって発生する霧。冬に息が白くなるのと原理は同じ。
暖かい水面上に冷たい空気が入り、水面から蒸発がおき、その水蒸気が冷たい空気に冷やされて発生するもので、
実際は冷たい空気が暖かい川や湖の上に移動した際にみられる。
前線霧
温暖前線付近で雨が降り湿度が上がったところに温度の比較的高い雨が落ちてくると、
雨粒から蒸発した水蒸気で飽和状態となり、余分な水蒸気が水粒となって発生する。
上昇霧
山の谷に沿って湿った空気が上昇し、露点に達したところで発生する霧。
遠くから見ると山に雲が張り付いて見えるが、その中では濃い霧となっている。
動かないように見えても実際は空気が下から次々と上昇している。

霧でも実に色んな原因で発生するのですね。
<まとめ>
昨日の霧の原因は、日中に少し雨が降ってその後晴れ間がのぞいて夜になったため「放射霧」と「前線霧」のコラボっぽいものでしょう。夜の気温は高かったので、前線霧寄りですね。濃霧の時は車の運転時、ハイビームをおすすめします。歩行者の方は、車からの目視が遅くなりますので歩く際には細心の注意が必要です。