1日3杯コーヒーを飲むと身体にいい?!

《1日コーヒー3杯飲むと、糖尿病のリスクが減る》

コーヒー好きに朗報です。コーヒーが肝臓に良いことは最近よく耳にしますが、糖尿病予防にも効果があるようです。コーヒーは胃に悪いとか、カフェインは良くないとか諸説ありますがこの糖尿病予防に良いと言う話はいかに?!

●1日1.5杯コーヒーを飲む毎に、2型糖尿病のリスクが11%ずつ減る

米ハーバード公衆衛生大学院のFrank Hu氏、及びShilpa Bhupathiraju博士らの調べで、日々のコーヒー摂取量が増える度に、糖尿病の発症リスクが減り、「1日1.5杯コーヒーを飲む毎に、そのリスクは11%ずつ減っていく」ことがわかった。

米研究Nurses’ Health Studyから、25歳~75歳の男女を抽出し、被験者の食習慣やライフスタイル、内臓疾患や慢性疾患のデータを20年間、2年~4年毎に更新し検証した。

すると1日に飲むコーヒーの量が、1~2杯減る度に、2型糖尿病にかかるリスクが17%ずつ増えることがわかった。

●予防効果が最も高いのは1日3杯以上のコーヒー

最も予防効果が高かったのが1日に3杯以上で、コーヒーの摂取量が1日1杯以下の人に比べて、そのリスクが1/3減ったという。またその予防効果は比較的早くあらわれるのが特徴、とも。ちなみにコーヒーを紅茶に代えても、糖尿病予防の効果はなかった。

一方カフェイン抜き(デカフェ)のコーヒーについては、摂取の増減により抗酸化物質やマグネシウムなど、直接的な生物学的効果は認められたが、糖尿病発症への影響はないとみられる。

但し今回、コーヒーの摂取量と糖尿病の発症リスクの関係が明らかになったからといって、「他の要因もあるかもしれないし、今すぐコーヒーをがぶ飲みするのは得策ではない」と専門家は注意を促している。

〈まとめ〉
コーヒーを飲む習慣がある人は、それは身体に悪くないということ。むしろ糖尿病の予防になるから、身体にいいですよね。コーヒーが体質的に合わない人は、無理して飲むことはないと思います。糖尿病の予防方法は他にもありますから、その他の方法で対策をすればよいでしょう。野菜中心の食事を心掛け、脂肪をとりすぎないようにしましょう。糖尿病になりやすい人というのは、現在痩せていたとしても一番太っていた時の体重が標準体重より重ければ重い程糖尿病のリスクは増えるそうです。血液中の中性脂肪値も標準範囲から高い方も要注意。食事制限する生活ほど味気ないものはないので、普段から粗食を心掛けていたいものです。