葛根湯飲むタイミングは?漢方薬は本当に効くの?

「あれ?!なんか具合悪い(# ゚Д゚)風邪かも。。。。。」
そんな症状が表れたら、風邪を疑いますよね。そして風邪の引き始めには葛根湯を服用するのが良いとも言われています。しかしこの葛根湯、正しく服用しないとほとんど効果が見られないということにもなるのです。
そこで、薬の選択肢として漢方って効き目がゆるいし、どうなのかな??って思っている方にぜひ読んで欲しい内容です。
本記事では漢方薬でもある葛根湯を正しく服用する方法、そして葛根湯が効く症状について解説しています。本記事を読んで、自分の症状が葛根湯で治るのかを判断し、効率よく体調を回復させるために有効に活用してくださいねヽ(・∀・)ノ
●葛根湯は風邪の引き初めに効く
テレビCMでもよく目にする葛根湯。多くの人が「葛根湯は効かない」という印象をお持ちではないですか?漢方薬は効き方が緩やかだから…などと理由づけする人もいます。
葛根湯は寒気がしたり、身体が怠かったりという風邪の引き始めによく効くと言われています。風邪の症状を抑える薬よりは、なんとなく漢方薬である葛根湯で風邪を治したいと思う方も多いでしょう。しかしこの葛根湯は、風邪の引き始めに服用しないと、ほとんど効果がないのです。もしアナタが「あれ?風邪ひいたかな?」と思ったなら、その時に迷わず服用する必要があるのです。
●葛根湯が効く症状とはどんな症状?
風邪の引き始めに効果を発揮する葛根湯ですが、そう言われる理由はどんなものでしょうか。風邪には2種類あり、寒気から始まる風寒邪と熱感から来る風熱邪です。葛根湯は身体を温めるという効果があり、これらの風邪うち寒気を緩和する効能があります。しかし多くの人は、風邪の症状が本格化してきてから薬の服用を検討し始めます。
本格的な風邪の症状に苦しむようになってからでは、葛根湯では風邪を治すことはできないのです。例え寒気から始まる風邪であっても、時間が経ては熱も出ます。そうなってからでは残念ながら葛根湯で治すことはできません。
風邪の初期症状に効くのだから、あとから飲んでも効くのでは?という期待を持って葛根湯を服用する人が多いため、「葛根湯は効かない」という認識が広がってしまうとも言えるのです。とは言え葛根湯は正しく服用すれば即効性のある漢方薬です。葛根湯の効果を引き出すためにも、漢方薬に詳しい専門家に相談するのが良いでしょう。

●葛根湯を飲むタイミングは?
葛根湯は正しいタイミングで服用すれば、即効性が期待できる非常に優れた漢方です。しかし素人判断で服用しようにも、そのタイミングがいつなのかわからないですよね。万全を期すなら、やはり専門家に相談すべきなのですが、そう言ってられない場合も多いでしょう。
風邪の引き始めは、まだ身体がウィルスなどを体内に侵入させまいと戦っている状態です。この状態では、放っておいても治るかな?と思ってしまう人が多いのです。ですから、葛根湯を服用するタイミングとしては、寒気がしたらすぐ飲んでしまうのがベターです。すると風邪の本格的な症状に苦しむ前に治ってしまうので、風邪じゃなかったかも、と思いがちです。風邪を予防するため、という風に割り切って服用するのが、葛根湯の効能を引き出すのにちょうど良いタイミングかもしれませんね。
●葛根湯の効果を引き出す飲み方は?
葛根湯を飲むタイミングについては、風邪かな?と思った時がベターだとわかりました。では、葛根湯の効果を最大限に引き出すための方法には、他に何があるのでしょうか?
まずひとつ目は、飲み方に関することです。他の薬は胃を荒らさないためにも食後に服用するように指示されますが、葛根湯については空腹時に服用することが重要です。
胃の中に食物がある状態だと、葛根湯の成分が体内に吸収されにくくなってしまうのです。また他の薬は水と一緒に服用することが多いかと思います。しかし、葛根湯については、冷たい水で飲むよりは、ぬるま湯で飲むことをおすすめします。できればポットなどで沸かしたお湯ではなく、やかん等で10分ほど沸騰させて不純物を取り除いたものが望ましいようです。温かいお湯で飲むことで、身体への吸収を助けたり、身体を冷やさずに済むという利点があります。
●体質的に合わない人も
葛根湯は広く普及しており、風邪を引いた時にはまず手が伸びると思います。多くの人が利用する中で、やはり体質的に合わないために効き目が出にくいこともあります。体質的に合わない人というのは、普段から汗をかきやすい人や胃腸が虚弱な人などがいます。こうした人については葛根湯ではなく、もっと身体にあった漢方や薬を処方してもらうために、専門家や医師に相談することが望ましい対応です。
以下の場合は、薬剤師等に相談してください。
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談して下さい
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(4)胃腸の弱い人
(5)発汗傾向の著しい人
(6)高齢者
(7)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
(8)次の症状のある人:むくみ、排尿困難
(9)次の診断を受けた人:高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
2.次の場合は、直ちに服用を中止し、この商品を持って医師又は
薬剤師に相談して下さい
(1)服用後、次の症状があらわれた場合
〔関係部位〕 〔症 状〕
皮 ふ : 発疹・発赤、かゆみ
消 化 器 : 悪心、食欲不振、胃部不快感
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。
その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
〔症状の名称〕偽アルドステロン症
〔症 状〕尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、
手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる。
〔症状の名称〕肝機能障害
〔症 状〕全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。
(2)1ヵ月位(感冒の初期、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には5~6回)
服用しても症状がよくならない場合
3.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談して下さい
<まとめ>やっぱり葛根湯は風邪の引きはじめに効く
葛根湯は正しいタイミングで正しい飲み方をすれば、即効性のある優れた漢方薬です。あまりにポピュラーすぎて、間違った飲み方が横行しているのが現状です。決して葛根湯が効かないのではなく、葛根湯で治せない風邪や間違った飲み方をされているために効かないと思われているのです。

本記事を読まれた方は、これからは正しい葛根湯の飲み方を実践してみましょう。そうすれば、その即効性を余すところなく享受し、辛い風邪に発展することなく体調が回復することでしょう。私は西洋医学の薬が好きではないので、葛根湯を効果的な飲み方で体調を管理していこうと思います。でも基本は薬も酒も飲まないけどね(笑)